「包丁キャンセル」から考える、毎日の台所と道具の選び方

「包丁キャンセル」から考える、毎日の台所と道具の選び方

浅郷剛志

最近、「包丁キャンセル」という言葉を目にしました。

包丁やまな板を使わず、カット済みの食材やキッチンばさみなど
を活用して、料理の負担を減らす工夫のことです。

仕事や家事で疲れている日。
料理に時間をかけられない日。
洗いものを一つでも減らしたい日。

そんなときに、便利な食材や道具を取り入れることは、
ごく自然な選択だと思います。

毎日きちんと料理をしなければならない。
毎回、包丁とまな板を出さなければならない。

そんな決まりはありません。

その日の時間や気持ちに合った方法を選ぶことも、
無理なく食卓を続けるための大切な工夫です。

 

包丁を使わない日があってもいい

料理には、献立を考え、食材を用意し、調理し、片づける
という多くの工程があります。

それを毎日続けるのは、決して簡単なことではありません。

だから、料理を頑張らない日があってもいい。
包丁を使わない日があってもいい。

Somaéが目指しているのは、手間をかけることだけを
正解にする台所ではありません。

便利なものに頼る日も、自分の手で料理を楽しむ日も、
その人らしい暮らしの一部だと考えています。

 

使うための負担を、小さくする

一方で、少しだけ食材を切りたいときがあります。

朝食の果物を切る。
お弁当の野菜を少し切る。
薬味を刻む。
夕食の下ごしらえをする。

けれど、大きな包丁を出すほどでもない。
使ったあとの片づけを考えると、少し面倒に感じる。

包丁を使わない理由は、料理が嫌いだからとは限りません。

道具を出し、扱い、片づけることに、
ほんの少し負担を感じているだけかもしれません。

だからSomaéは、包丁を使うことを勧めるのではなく、
使いたいと思ったときに自然と手が伸びる道具を届けたいと考えています。

 

「使う」と「使わない」の間に

包丁を使うか、まったく使わないか。

選択肢は、その二つだけではありません。

少し切るだけなら、小さくて軽い包丁を使う。
しっかり料理を楽しみたい日には、お気に入りの一本を選ぶ。

その日の料理や気分に合わせて、道具を使い分けてもいいのだと思います。

Somaéの小さな包丁「corebacca」も、そんな考えから生まれました。

 

 毎日のちょっとした調理に、自然と手が伸びるミニマル包丁。

corebaccaについて詳しく見る →

 

大きな包丁の代わりではなく、毎日のちょっとした調理で、
気軽に手に取れる一本。

小さくても押切りしやすく、果物や薬味だけでなく、
肉や野菜を含めた日々の料理に幅広く使えます。

包丁を使うための負担を少し小さくすることで、料理の時間も軽やかになる。

私たちは、そう考えています。


道具を使う時間も、暮らしの一部に

効率よく食事を用意することは大切です。

その一方で、食材に触れ、自分の手で切り、
料理が少しずつできあがっていく時間には、
効率だけでは測れない楽しさがあります。

野菜を切る音。
木のハンドルに触れたときの感触。
誰かと食卓を囲む時間。

道具は、作業をこなすためだけのものではありません。

手に取ることで少し気持ちが上がり、いつもの台所を、
自分らしく手を動かせる場所にしてくれるものでもあります。

だからSomaéは、使いやすさだけでなく、木の表情や手触り、
使うほどに愛着が深まることも大切にしています。

切れ味が落ちたら研ぎ直し、傷んだところは相談しながら直す。

暮らしに合わせて、長く使っていく。

「包丁キャンセル」は、包丁を否定するものではなく、
その日の暮らしに合わせて、
料理の方法を自由に選ぶようになったことの表れなのだと思います。

忙しい日は、包丁を使わない。
少しだけ切りたい日は、小さな包丁を手に取る。
時間のある日は、ゆっくり料理を楽しむ。

どれも、その人らしい台所のあり方です。

包丁を使わない日があってもいい。
それでも、使いたいと思った日には、気持ちよく手に取れる道具がある。

Somaéはこれからも、毎日の料理に無理なく寄り添い、
使うたびに少し気持ちが上がる道具を届けていきます。

使いたい日に、自然と手が伸びる一本を

手のひらサイズでありながら、肉や野菜まで幅広く使える「corebacca」。朝食やお弁当、夕食の下ごしらえまで、毎日の小さな調理を軽やかにします。

ミニマル包丁corebaccaを見る →



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