キッチンを、アトリエに。Somaéが大切にしていること

キッチンを、アトリエに。Somaéが大切にしていること

浅郷剛志

Somaéは、刃物ブランドFEDECAから生まれたキッチン道具のブランドです。

FEDECAが掲げているビジョンは、
「刃物で遊ぶ文化をつくる」こと。

刃物を通じて、生きる力を取り戻す。
それは、刃物を日常に取り戻すことから始まります。

けれど今、刃物はかつてほど生活に欠かせないものではなくなりました。
便利な道具やサービスが増え、手を動かさなくても暮らしが成り立つ時代です。

だからこそ、ただ「刃物は大切です」と伝えるだけでは、人の心にはなかなか届きません。

大切なのは、刃物を使うことそのものを楽しめるきっかけをつくること。
焚き火で薪を割る。
料理で食材を切る。
クラフトで何かを作る。

そうした体験の中で、気づけば手を動かす楽しさが生まれ、
「もっとやってみたい」という気持ちが芽生えていきます。

Somaéは、その考え方をキッチンという日常の場所に広げるブランドです。

 

台所は、暮らしをつくる場所

毎日の台所は、ただ料理をするためだけの場所ではありません。

野菜を切る。
果物をむく。
パンにバターを塗る。
お弁当の準備をする。
夕食の下ごしらえをする。

そんな何気ない手の動きの中に、暮らしを自分で整えていく楽しさがあります。

Somaéが目指しているのは、毎日のキッチンを少しだけ楽しく、少しだけ特別な場所にすること。

料理を義務としてこなすだけではなく、
自分の手で暮らしをつくる時間として楽しむこと。

まるでアトリエのように、手を動かすことが楽しくなる台所をつくりたい。
それが、Somaéの道具づくりの根っこにある考え方です。

 

小さな包丁が、日常を変える

Somaéの中心にあるのは、毎日の暮らしの中で使いやすい小さな包丁です。

大きな包丁を出すほどではないけれど、ちょっと切りたい。
朝食の果物を切りたい。
お弁当の具材を少しだけ整えたい。
夕食の下ごしらえを、さっと済ませたい。

そんな場面は、日々の台所にたくさんあります。

小さな包丁は、特別な料理のためだけの道具ではありません。
むしろ、毎日の中で何度も手に取りたくなる道具です。

小さいからこそ、気軽に使える。
気軽に使えるからこそ、台所に立つ時間が少し楽しくなる。

刃物を使うことが、特別なことではなく、日常に心地よく馴染んでいく。
Somaéは、そんなきっかけになる道具を届けたいと考えています。

 

便利なだけではなく、手にしたくなる道具を

FEDECAが大切にしているのは、ただ便利な道具をつくることではありません。

思わず手に取りたくなること。
使ってみたいと思えること。
これで何かを作ってみたいと感じられること。

Somaéも、その考え方を受け継いでいます。

だからこそ、機能だけでなく、見た目や質感も大切にします。
キッチンに置いてあるだけで少し気分が上がること。
手に取ったときに、木のあたたかさを感じられること。
使うたびに、自分の道具になっていく感覚があること。

料理は毎日のことだからこそ、道具が少し変わるだけで、台所に立つ気持ちも変わります。

Somaéが届けたいのは、ただ切れる包丁ではありません。
毎日の料理が少し楽しくなること。
使い込むほど、手になじむこと。
道具と長く付き合う楽しさまで、一緒に届けたいと考えています。

 

木の表情を、暮らしの中に

Somaéが大切にしているもうひとつのことは、木の表情です。

木目の流れ。
色の濃淡。
手に触れたときのあたたかさ。

木の道具には、ひとつとして同じものがない面白さがあります。

使う人の手になじみ、時間とともに少しずつ表情が変わっていく。
それは、ただ消費される道具とは違う魅力です。

森の恵みを、毎日の暮らしの中に取り入れる。
自然の素材を、台所という身近な場所で感じる。

Somaéは、そんな小さな豊かさを大切にしています。

 

買って終わりではなく、長く付き合う

道具は、使っていくうちに少しずつ変化します。

切れ味が落ちることもあります。
傷がつくこともあります。
木の色味が変わることもあります。

けれど、それは終わりではありません。

切れ味が落ちたら、研ぎ直す。
必要があれば、直しながら使い続ける。
使い込むほどに手になじみ、少しずつ自分の道具になっていく。

Somaéは、買って終わりの道具ではなく、長く付き合える道具を届けたいと考えています。

 

キッチンを、アトリエに。

刃物を使うことは、決して特別な人だけのものではありません。

料理人のように技術を極める人だけでなく、
毎日の台所に立つ人も、
朝食をつくる人も、
お弁当を準備する人も、
家族のために果物を切る人も。

誰もが、刃物を使う楽しさに触れることができます。

キッチンを、アトリエに。

それは、台所を特別な場所に飾り立てるという意味ではありません。
毎日の台所を、自分の手で暮らしをつくる場所として楽しむこと。

Somaéは、FEDECAが目指す「刃物で遊ぶ文化」を、キッチンから広げていきます。

小さな包丁と木の道具を通じて、
手を動かす楽しさを、毎日の暮らしの中へ。

刃物が日常に心地よく馴染み、
使うたびに少し気持ちが上がる。

そんな台所の風景を、Somaéはつくっていきたいと考えています。

ブログに戻る